競売のデメリット・メリット
競売 8つのデメリット
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- 自分の意志に関係なく売却されてしまう
- 本人の意志と関係なく、裁判所は所定の手続きに沿って、競売を強制的に行います。競売は、強制競売とも言われています。
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- 競売になったことを周囲に知られてしまう
- 競売になりますと、裁判所が公告をし、競売情報がインターネットや新聞等に掲載されてしまいます。そうなると近所の方などに知られてしまう可能性があり、精神的な苦痛をもたらす場合があります。
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- 競売にはお金がかかる
- 債権者(金融機関)が裁判所に競売の申立てをする場合、裁判所に予納金を支払います。予納金の額は、家の大きさによって異なりますが、一般の住宅ですと70~120万円の費用がかかります。その費用は競売の売却価格から差し引かれますので、ご自身の負担となります。(補足)競売で2000万円で売却、競売費用が100万円だった場合2000万円―100万円=1900万円が住宅ローンの返済になりますので、競売費用に掛かった100万円が損します。
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- 執行官が家にやってくる
- 裁判所から執行官が競売の調査及び家の評価額を査定する為、訪問にきます。執行官が自宅を訪問する際、事前に通知を出し日程を連絡しますが、本人が不在の時は、玄関の鍵を本人の許可無く開けて、室内を見て回ります。
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- 時価よりも安く売却されてしまう
- 競売で売却される金額は、市場価格よりも3割近く下がる傾向があります。理由は、競売になった場合、競売物件を購入するほとんどは不動産会社や投資家が占めており、一般の方が競売物件を購入するケースはほとんどありません。なぜなら、競売物件は、執行官以外の方は売主さんの承諾なく室内を見て回ることは出来なく、最低保証金(購入金額の2割)を裁判所に支払わなくてはならないからです。
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- 引越し費用が確保できない
- 任意売却とは異なり、金融機関から引越し費用をだしてもらう交渉が出来ないため、引越し費用は、ご自身で工面しなければなりません。
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- 住宅ローン残債を一括請求・給料差押えも
- 競売により、安く売却される為、大幅に残ってしまう住宅ローンの残債について、一括で請求される事が多く、銀行は競売によって不動産の担保が無くなってしまう為、給料の差し押さえをする場合がありますので、注意が必要です。
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- 連帯保証人に迷惑がかかる
- 競売によって家を売却されてしまうと、住宅ローンの残債が多く残ってしまう為、連帯保証人が被る被害が大きくなってしまい、連帯保証人も住宅ローンの残債を支払えなくなり、最終的には、自己破産の手続きをとらねばならなくなるケースもあります。
競売のメリット
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- 何もしなくていい
- 住宅ローンを借りている銀行に対し、任意売却をする旨、意思表示を行う必要があります。次に、任意売却の価格の決め方についてご説明させて頂きます。